長井さん銃撃事件から、間もなく一年です。
時間の経過とともに、あの忌まわしい記憶は、人々の心の中で徐々に薄らいでいるように思います。
それどころか、私たちの周囲には、「ビルマの民主化運動に興味はない」と、
公言する報道番組プロデューサーもいるほどです。
報道の使命とは何か?長井さんが泣いています。
こうしたなか、日本テレビは、夏のイベント「汐留ジャンボリー」において、
長井さんブースを出してくれました。
これまで、私たちが取材した番組を数多く放送してくれた、「NEWS ZERO」、
そして、一時長井さんがスタッフとして身を置いていた、「報道特捜プロジェクト」の共催です。
ブースには、長井さんのパスポートや取材メモをはじめ、
当時、彼が身につけていた遺品が展示されています。
また、その傍らには、「長井さんカメラ」の返却を求める署名コーナーも設置されています。
日本テレビの皆さんのお気持ちには、大変感謝しています。
長井さんカメラの返却や事件の真相を解明するには、私たちの努力以外に、皆さんの力が必要です。
皆さんには、是非ともこの機会に足をお運び頂きますよう、何卒、宜しくお願い申し上げます。
2008/08/12 やまじ
「NEWS ZERO×報道特捜プロジェクト」
~長井健司が伝えた最前線~
期間:8月12日(火)~8月31日(日)
場所:日本テレビタワー・2階ホワイエ&ロビー
展示される遺品:
愛用のビデオカメラ,パスポート,取材手帳,ミャンマー行きのチケットなど
上映されるビデオ:
長井さんが撮影した2007年9月26日(亡くなる前日)のミャンマー・ヤンゴン市内の様子
最新情報は日本テレビのHPをご覧下さい
http://www.ntv.co.jp/shiodome/index.html
【やまじブログ】日本テレビで長井さんの遺品展示
2008年8月12日【取材記】ミャンマー・都内で8888デモ行進
2008年8月8日「8888デモ」
ミャンマーで1988年8月8日、民主化を要求するデモに参加していた
市民1000人以上が治安部隊によって殺された
それから今日で20年・・
祖国の民主化を願う在日ミャンマー人らが都内でデモ行進を行った
デモの参加者は8888デモの犠牲者と同じおよそ1000人
これだけの数の国民が自国の警察や軍隊によって殺されたのだ
デモ隊は途中、品川のミャンマー大使館前でシュプレヒコールを叫んだ
固く閉ざされた門扉
世界各地で同様のデモや集会が開かれたと聞く
ミャンマー・ヤンゴンの様子が気になる・・
2008/08/08 T
【イベント案内】世界報道写真展2008・大阪
2008年8月7日世界報道写真コンテストの入賞作品を集めた展覧会「世界報道写真展2008」が
来週火曜12日から、大阪・梅田のハービスHALLで開催されます
大阪会場:
ハービスHALL
http://www.herbis-hall.com/
期間:
2008年8月12日~8月21日
東京会場に引き続き、大阪会場でも主催朝日新聞社のご厚意により、
長井健司ディレクターの作品集(およそ30分)が上映される予定です
作品一覧:
「※ミャンマー・最後の取材映像」
「イラク戦争2003~子供たちの叫び~」
「タイ・エイズ孤児ホーム」
「パレスチナ紛争2006」
作品は全て、レポート・撮影・編集は長井健司ディレクターが担当しました
「エイズ孤児ホーム」については、ナレーターも長井健司ディレクターです
(「パレスチナ2006」から)
(「エイズ孤児ホーム」から)
たくさんの人に長井健司ディレクターの「生きざま」や「仕事」について知って欲しいです
ぜひご覧下さい
2008/08/07 T
【8月5日】サリン事件被害者・河野澄子さん死去
2008年8月6日オウム真理教が起こした松本サリン事件の被害者、
河野義行さんの妻澄子さんが5日、亡くなりました
心よりご冥福をお祈りいたします
事件以来14年・・
オウムは今も尚、麻原彰晃こと松本智津夫死刑囚を神と崇めている
(オウム道場の内部 2007年夏)
(ヘッドギアを付けたオウム信者 2007年夏)
去年夏、弊社記者が撮影したあるオウム道場の内部の様子
テレビには松本死刑囚の映像が24時間流されていた
信者らの頭に松本死刑囚の脳波を加工したというヘッドギア
オウムは、何も変わってはいない・・
河野澄子さんの死去についてコメントを出すかつての教団幹部がいた
彼らが口にする哀悼や謝罪の言葉
そこに矛盾はないのだろうか
2008/08/06 T
【番組案内】TNCテレビ西日本「CUBE」
2008年8月5日2008年8月9日(土)放送予定
TNCテレビ西日本(FNN系列・福岡ローカル)
「土曜NEWSファイル CUBE」
放送日時 午前10時30分~11時45分
特集『ヒロシマ・フクオカ・ミャンマー』
ミャンマーで銃弾に倒れた長井健司ディレクターが2004年に制作したドキュメント作品
『家に灯った原爆の火』が放送されます。
原爆投下後の広島の焼け野原から、その原爆の火を持ち帰った
福岡県出身の山本達雄さん(故人)を長井ディレクターが取材したものです。
以下番組ホームページから転載します。
(転載)
『ヒロシマ・フクオカ・ミャンマー』
▽2007年9月27日、取材中の映像ジャーナリスト、長井健司さんが
ミャンマー軍に銃撃され、殺害されました。
その長井さんは2004年に原爆投下後の広島から炎を懐炉に移して持ち帰った元兵士を訪ね、
被爆時の状況と被爆者自身の戦後の葛藤について取材したドキュメント作品
『家に灯った原爆の火』をつくっています。
▽8月6日の投下直後、親戚の安否を尋ね広島の市街地に入り、
地獄絵の中を探し歩いた福岡県星野村出身の元日本兵山本達雄さん。
叔父を焼き殺し、広島を地獄図と化した原爆の火。それは恨みの火であったといいます。
その山本達雄さんが2004年5月、他界。
番組では、亡くなる3年前に取材した記録映像から、
山本さんにありのまま語っていただいたその稀有な原爆体験のすべてを紹介しています。
▽長崎の原爆投下の8月9日放送の『CUBE』では、
長井さんが伝えたかったことは何だったのかを考え、
ヒロシマから福岡、そしてミャンマーへと続く平和の灯火を見つめたいと思います。
http://www.tnc.co.jp/cube/
(転載終了)
※放送対象地域は福岡県です。
なお、放送内容は予告なく変更される場合があります。ご了承ください。